2008年02月29日
ドラゴンスキン ボディアーマー
現在市販されているボディアーマーで一番防弾性能が高いアーマーはどの製品でしょうか?
米軍正式採用のポイントブランク社「インターセプター」でしょうか?それともCrye社の「CHASSIS」でしょうか?
色々調べていくと、どうやらPinnacle Armor社の「SOV-3000」ボディアーマーが現在最高の防弾能力を持っているらしいです。
この「SOV-3000」アーマーは通称「Dragon Skin」と呼ばれる技術で作られていて、これは円盤状の防弾プレートを竜のうろこのように重ね合わせる事で体の形に添って曲げることが可能で、体の前面や後面だけでなく側面などの広い面積をカバーできる非常に画期的なボディーアーマーです。
またSOV-3000アーマーの防弾性能は「レベル5」なのですが、このレベル5というのは一般的な防弾性能の基準であるNIJ規格のレベルではなく(NIJはレベル4まで)、自社基準でのレベル5だそうです。まぁその自社規格というのもレベル4まではNIJ規格とほぼ同じなんですけどね(^^;
ただこのDragon Skinアーマー(SOV-3000、SOV-2000)には色々政治的?な問題があって、
米陸軍が性能テストの結果、現行のインターセプターボディアーマーのほうがDragon Skinアーマーより防弾性能が優れているからインターセプターボディアーマー以外の使用は全面禁止と言い出したり、
一度は国立司法研究所(NIJ)によってSOV-2000アーマーはNIJ規格レベル3の性能を認められたにも関わらず空軍のいちゃもんによって認定が取り消されてしまい、NIJによる再認定試験の際にSOV-2000アーマーは6年の保障期間中の性能を維持できないとしてNIJ規格の認定がして貰えなかったりしているようです。
このへんの政治的な内容はこちらのサイト様で詳しく紹介されています。
それにしてもyoutubeのDragon Skinアーマー性能テストの動画を見ていると防弾性能の凄さに驚きます。
軍曹殿がアーマーを撃ちまくり!(関係ないですがAKとMP5をほぼ肩付けせず撃ってます。さすが軍曹殿・・・)
小火器では歯が立たないので遂に破砕手榴弾で・・・(ディスカバリーチャンネル)
米陸軍テスト映像(なぜか一撃で貫通しています・・・)
最近ラインナップにマルチカムが加わったようなのでそれはもう辛抱たまらなくSOV-3000が欲し過ぎるのですが
SOV-3000は定価で$6000程する上に高性能ナイトビジョンと同様に米国外持ち出し禁止らしいです。
まぁ手に入れた所で部屋に飾っておくぐらいしか使い道がないんですけどね(^^;
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米陸軍に反対されても、ちゃっかりACUをラインナップしているところに愛を感じます(^^
自衛隊の海外派兵部隊や機動隊、SATには是非このアーマーを採用して頂きたいです。
返信が遅れてスミマセン(^^;
いくらドラゴンスキンでも結局は矛と盾の故事の通り
ドラゴンスキンでも簡単に貫通してしまう弾丸が開発されるのでしょうね・・・。
戦車の厚い装甲を貫通するぐらいだから。
あと、弾頭に人工ダイヤを使えば、可能ではないか。コストがかかるけど。
。。
歩兵用の小銃にまで配備させるんですか?
ふつうにタングステン製のAPとか使えば抜けると思う
銃と弾だけ持っていればこなせる作戦以外では邪魔にしかならないのが正式採用されなかった理由でしょう、インターセプターの方が防弾性が優れているので採用されてるというのは間違いです。